これからの時代に必要な非認知能力

子どもの将来を考えると、「子どもにはいろいろ学んでほしい」「保護者として何ができるだろう」といった不安や心配事が出てくると思います。そんな悩みを抱えているパパ・ママに注目していただきたいのが、「非認知能力」です。

非認知能力とは、一体どんな能力なのでしょうか?こちらでは、注目されている理由と併せて解説していきます。

世界的に注目を集めている「非認知能力」とは?

非認知能力について考える女性

様々な教育論がある中で、世界で注目されているのが非認知能力です。

非認知能力とは、学力や偏差値、IQ(知能指数)など数値化して測れる認知能力以外の力・資質のことを言います。例えば、目標に向かって最後までやり抜く力(忍耐力・自己抑制)、ネガティブをポジティブに変える力(自信・楽観性)、周りの人とうまくコミュニケーションする力(社会性・思いやり)などです。

これまでの幼児教育では、計算ができたり字の読み書きができたり、認知能力を重視していましたが、近年は非認知能力が重視されるようになりました。非認知能力が重視されるようになったきっかけは、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン氏の「ペリー就学前プロジェクト」という研究結果です。

調査は幼児教育を受けることができない貧困世帯の3~4歳の子どもたち123人が対象で、その子どもたちを「就学前教育を受けるグループ」と「受けないグループ」に分けて、比較するというものでした。就学前教育を受ける子どもには、午前中プリスクールに通ってもらい、さらに週に一度は先生が家庭訪問をして指導。

教育内容は子どもの年齢と能力に応じて調整され、非認知的特質を育てることに重点をおき、子どもの自発性を大切にする活動を中心としていたそうです。この2つのグループは長期的に追跡調査が行われ、子どもが40歳になるまで続けられました。

その結果、教育を受けた当初はIQが急速に伸びましたが、小学校に入り学年が上がるにつれてその差がほとんど見られなくなったと言います。しかし、40歳になった時点で比較したところ、教育を受けた子どもたちのほうが犯罪率が少なく、高校卒業率や持ち家率、平均所得が高いといった結果が出たのです。

こうした研究から、子どもの将来のためには認知能力よりも、数値化しにくい非認知能力を重視すべきであることと、非認知能力は幼児期に最も伸びるということがわかりました。

幼いほど身につきやすい非認知能力

お母さんの隣で積み木をして遊ぶ男の子

AIの発達により、社会構造が大きく変わろうとしている21世紀。これからの未来を生きる子どもたちには、困難なことがあっても試行錯誤しながら乗り越える力「非認知能力」が必要です。この非認知能力は、幼いほど身につきやすいと言われているため、日本の幼稚園や保育園でも非認知能力を育む取り組みが行われています。

人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%が完成するので、幼児期は脳が最も活発に発達する時期です。人間形成の基礎が培われるとても大切な時期でもあり、生活や遊びを通してたくさんのことを吸収して成長していくので、非認知能力も早めに取り組めば取り組むほど効率的に伸ばすことができます。

何かうまくいかない時でも、「なぜうまくいかないのか」「この方法がダメなら次はこれを試そう」と結果が出るまで粘り強く頑張る忍耐力、自己抑制。

たとえ失敗しても「大丈夫」「次はきっと成功できる」と気持ちをうまくコントロールする自信、楽観性。周りで困っている人がいたら、「手伝おうか?」「こうやったらどう?」と人と上手に付き合う社会性、思いやり。

こういった感情や心の働きに関連する非認知能力こそ、社会を生き抜いていける力=人間力につながるのです。非認知能力は、認知能力と影響し合って伸びるため、幼児期に身についた能力は小学校以降の学習にも大いに役立ちます。

人間力を育てることを重視したインターナショナル保育園

上本町近くにあるBrainglish Babyは一般的なインターナショナル保育園とは異なり、日本人として国際人として総合的な人間力を育てることを重視したインターナショナル保育園です。

一人一人に寄り添い、子どもの個性を伸ばしていくようなオリジナルのカリキュラムを採用しています。無限の可能性を持つ子どもたちが将来世界に出た時、どんな問題が発生しても自分で解決する力を培うために必要な体験を通して学べるカリキュラム内容です。

子どもは、大人の背中を見て大きくなります。生き生きとした姿を子どもたちに見せることで、「将来こんな大人になりたい!」というロールモデルになるため、Brainglish Babyには毎日を楽しく生きる先生が集まっています。

上本町周辺で、子どもたちの未来を広げるインターナショナル保育園をお探しでしたら、ぜひBrainglish Babyの体験入学をご検討ください。学費などのお問い合わせは、メールやお電話でも承ります。

上本町にあるインターナショナル保育園Brainglish Baby

施設名 Brainglish Babyインターナショナル保育園
住所 〒543-0072 大阪府大阪市天王寺区生玉前町1-22 セヴィア谷町305 (3F)
電話番号 06-6777-1282
メール info@brainglish.com
開園時間 平日9:00~18:00 (延長保育あり)
URL https://www.brainglish-intlschool.com/